武井武雄(1894—1983)

長野県岡谷市出身。
「童画」という言葉を生み出し、その独特の画風で童画界をリードした芸術家。

「こどもの心にふれる絵」の創造を目指して『童画』という言葉を生み出した武井武雄は、大正から昭和の児童文化興隆期、生涯にわたりこどものために作品を創り続けました。
イルフ童画館では、武井の『童画』の精神を継承する、新時代の「武井武雄」を求めて、第13回「武井武雄記念 日本童画大賞」を実施いたします。絵の中に込められた物語を大切にした童画家 武井武雄の想いをより一層反映させるべく、タブロー作品および絵本作品を募集します。

  • タブロー部門の大賞・優秀賞・審査員特別賞、絵本部門の大賞作品の原画は、イルフ童画館に収蔵されます。
  • タブロー/絵本部門の大賞と優秀賞の受賞者は、翌2026年度にイルフ童画館で開催される「日本童画大賞 受賞者展」での展示機会が与えられます。
  • 絵本部門の大賞作品はフレーベル館より出版されます。入賞の有無に関わらず、絵本部門応募者を対象に、フレーベル館による応募作品の講評会(オンライン予定)も後日開催予定です。

スケジュール

2025年11月21日(金)
応募締切

応募要項をよく読み、期限までに応募用紙を提出、または応募フォームから必要事項を入力し、出品料をお振込みください。

2025年11月29日(土)~12月1日(月)
作品提出

期間内に各部門で決められた提出物を、イルフ童画館に提出してください。

2025年12月18日(木)
絵本部門一次審査

絵本部門のみ、ダミー絵本を使用した一次審査を行います。

2026年1月 7日(水)~1月 9日(金)
絵本部門一次審査通過者
絵本原画提出

絵本部門の一次審査通過者は、この期間内に原画をイルフ童画館に提出してください。

2026年1月15日(木)
審査会・
受賞者電話連絡

入賞者には審査会当日、本人に直接電話連絡後、文書で詳細を通知します。

2026年2月14日(土)
授賞式

長野県岡谷市で開催を予定。詳細は受賞された方に通知します。

2026年2月15日(日)~2月22日(日)
受賞作品紹介展示

イルフ童画館にて、タブロー部門、絵本部門、こども絵本部門の各受賞作品を展示します。

各部門

応募資格

プロ、アマチュア問わず高校生以上(こども絵本部門は小・中学生のみ)全くのオリジナル作品で一組一点。
未発表の作品に限る。他コンペに応募した非受賞作やその類似作、WEBや同人誌、SNS等で発表した作品は不可。
生成AIを利用して作られた作品も不可。

各部門の詳細は、ボタンをクリックして応募要項をご覧ください。

タブロー部門
  • 「ともだち」をテーマとした”童画”(こどもの心にふれる絵)を募集します。
  • 平面で紙を主体(イラストボードは可)としたA2判(420㎜×594㎜)指定。縦横は不問。
絵本部門
  • 表紙+23ページ または 表紙+31ページ の絵本を募集します。
  • 原画/B3(515㎜×364㎜)以内、縦横は不問。
  • 絵本部門はダミー絵本(原画の複製)を使用した一次審査があります。
こども絵本部門
  • 4枚の絵でできた物語を募集します。表紙、見返し、奥付、裏表紙は自由。
  • 原画/B3(515㎜×364㎜)以内、縦横不問。

審査員

■タブロー部門

根岸芳郎
[画家]

1951年長野県岡谷市生まれ。1973年武蔵野美術大学(油絵専攻)卒業後に渡米。1977年ボストン美術館付属美術学校卒業。1981年にはパリ青年ビエンナーレに出品。1995年から1996年パリ市に滞在し制作。現在は郷里岡谷市を拠点として制作、個展を中心に発表を続けている。東京国立近代美術館、大原美術館、文化庁など多くの美術館や公の施設に作品が収蔵されている。


村井美樹
[タレント・俳優]

1979年京都生まれ。2002年NHKドラマで女優デビュー。女優業の他、テレビ東京「水バラ」テレビ朝日「Qさま‼」NHK「鉄オタ選手権」「日本最強の城スペシャル」など、多方面で活動中。早稲田大学在学中に博物館学芸員資格を取得。全国の美術館や芸術祭にも足を運ぶアート好き。6歳女児の母で大の武井武雄ファン。


山岸吉郎
[イルフ童画館館長]

昭和28年(1953年)生。神奈川県小田原市出身。2010年4月よりイルフ童画館館長。
主な著作 『別冊太陽 武井武雄の本 童画とグラフックの王様』(共著、平凡社)『版画芸術 2014年夏号』掲載「武井武雄-版画家としての生涯」(阿部出版)『武井武雄のこけし』掲載「玩具文化振興の立役者としての武井武雄」(PIE)『別冊太陽 新版武井武雄の本 幻想世界のマルチアーティスト』(共著、平凡社)『懐かしいお菓子 武井武雄の「日本郷土菓子図譜」を味わう』(共著、新潮社) その他、新聞や雑誌に武井武雄や絵画に関するエッセイを執筆。


■絵本部門

黒井健
[絵本画家]

1947年新潟県生まれ。新潟大学教育学部美術家卒業。日本児童出版美術家連盟会員。
主な作品に『手ぶくろを買いに』『ごんぎつね』(偕成社)『おかあさんの目』(あかね書房)『ゆきのひのころわん』ほか、ころわんシリーズ(ひさかたチャイルド)『とってもとってもいいきもち』(フレーベル館)ほか多数。
2003年に山梨県清里に、自作絵本原画を常設する「黒井健絵本ハウス」を設立する。


竹迫祐子
[(公財)いわさきちひろ記念事業団理事]

1984年に同財団に入所。1996年より安曇野ちひろ美術館(長野県)に勤務。学芸員として館内外の展覧会を担当、作品収集、国際交流に関わる。著書に、『永遠のモダニスト 初山滋』『ちひろの昭和』『ちひろダイアリー』(以上、河出書房新社)『ちひろを訪ねる旅』(新日本出版社)等。全国学校図書館協議会絵本委員、東京子ども図書館理事。


池上理恵
[フレーベル館取締役執行役員]

1967年、山口県生まれ。(株)フレーベル館取締役執行役員 コンテンツ事業部副事業部長。
美術系出版社、教育系編集プロダクション、フリー編集者を経て、2001年(株)フレーベル館に入社。編集部にて、市販向け絵本・児童図書、一般図書の編集、月刊絵本キンダーブックのおはなし系絵本・「しぜん-キンダーブック」、電子書籍の編集部長、版権輸出部門部長、コンテンツIP本部長を経て現職。


■こども絵本部門

イルフ童画館

お問い合わせ

まずは各部門の応募要項をご覧いただき、その上でご不明な点がございましたら、お問い合わせフォームにご記入ください。
お急ぎの方は、イルフ童画館(0266-24-3319)までご連絡ください。